シラバス参照 |
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カリキュラム名 /Curriculum |
授業コード /Course Code |
4507 | |
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授業科目名 /Course Name |
老年健康評価論 | 時間数 /Time |
30時間 |
単位数 /Credits |
2 | 必修・選択 /Subject Choice Type |
選択 |
履修年次 /Year |
科目区分 /Course Group |
専門科目 | |
対象学生 /Target |
前期看護学専攻 | ||
科目責任者 /Responsible Person |
中村 摩紀 | 他専攻学生の履修 /Other Major Students |
不可 |
担当教員 /Instructor |
髙村祐子(6366),河野豊(6433),岩井浩一(6539) | ||
開講学期および日時について の備考 /Notes |
前期後半 |
開講学期 /Semester Offered |
曜日 /Day |
時限 /Period |
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前期 | 金曜日 | 6 |
前期 | 金曜日 | 7 |
授業の概要 |
高齢者の健康生活上のニーズをアセスメントするために必要な行動,身体的・精神的機能,及び環境等に関する評価の理論と実際について理解を深める。また,老年期の精神的機能,健康行動などの知識を踏まえたアセスメント能力を高めるとともに,演習を通して総合的評価能力を身につける。 (オムニバス方式) (中村摩紀・髙村祐子)高齢者の健康生活上のニーズをアセスメントするために必要な老年期の精神的機能,特に満足度やストレス・コーピングを中心とした機能評価と生活環境に関するアセスメントの実際について教授する。 (河野豊)老化過程を踏まえ,高齢者の神経系の機能評価を中心に,身体的機能評価の方法とその背景の知識を教授する。 (岩井浩一)高齢者の健康行動の評価や健康行動に関連する諸要因に関する理解と,健康行動が健康状態に及ぼす影響に関する研究成果について様々な角度から考察する。 |
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授業のキーワード | 老化過程,生理機能変化,高次脳機能障害,運動麻痺,健康行動,ADL,機能評価,生活環境,健康評価 |
授業の目的 | 高齢者の健康状態について,適切なスケールを用いてアセスメントできる。 |
授業の到達目標 | |
授業時間外の学習に関する事項 | キーワードに即して用いる可能性の高い評価スケールについて自己学習し,実際に評価できるようにしておく。 |
教科書 | 別途指示 |
参考文献・その他資料 |
高齢者機能評価ハンドブック 岡本祐三 監訳 医学書院 高齢者のための知的機能検査の手引き 大塚俊男ほか ワールドプランニング |
成績評価方法 | 自己学習内容,演習状況の評価とレポート |
担当教員から | |
受講条件 | 特になし |
実務経験を有する担当教員 |
中村摩紀,髙村祐子,河野豊,岩井浩一 神経内科学(医師),スポーツ医学,高齢者看護学(看護師)を専門とする各教員が,その経験を生かし,高齢者の健康評価に関するテーマについて教授する. |
回 /Times |
時間 /Time |
授業内容 /Methods and contents |
授業の到達目標 /Attainment Target |
担当教員 /Instructor |
教授・学習法 /Learning Method |
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1 | 2 | 高齢者のアセスメントのための基本的な考え方を整理する。 | 中村(摩) | 講義 | |
2 | 2 | 高齢者の療養の場である施設環境と健康状態,及び疾病との関連について学習する。 | 中村(摩) | 講義 | |
3,4 | 4 | 高次脳機能障害のアセスメント:知的機能の正常老化と認知症の病態,認知症スクリーニング法と評価スケールを学習する。 高次脳機能障害のアセスメント:言語障害を取り上げ,失語症・構音障害の病態と言語のアセスメント技術を学習する。 |
河野豊 | 講義 | |
5 | 2 | 運動系の障害のアセスメント:運動麻痺を取り上げ,片麻痺を中心とした障害の成立過程の病態とアセスメント技術について学習する。 | 河野豊 | 講義 | |
6 | 2 | 運動系の障害のアセスメント:歩行障害と転倒の神経学的機序を取り上げ,高齢者の歩行の特性について学習する。 | 河野豊 | 講義 | |
7,8 | 4 | 感覚系の障害のアセスメント:疼痛評価の問題点とアセスメント技術について学習する。 自律神経系の障害のアセスメント:排尿障害,起立性低血圧,血圧変動などの病態を取り上げ,アセスメント技術を学習する。 |
河野豊 | 講義 | |
9,10 | 4 | ADL・IADLの評価スケールを理解し,応用の問題点を学ぶ。 老化による健康・体力レベルの推移及びその維持・増進の概念を理解し,健康の維持と増進の方法について学習する。 |
岩井 | 講義 | |
11 | 2 | 健康状態に関連する経済状態の評価方法について学習する。 健康状態に関連する価値観,モラールの評価について学習する。 |
岩井 | 講義 | |
12 | 2 | 高齢者のQOL,生活満足度,生活環境の評価,介護負担,ケアスタッフのストレスなどの評価方法について学習する。 | 岩井 | 講義 | |
13 | 2 | 地域あるいは施設で生活する高齢者の健康状態の全体像を把握するための方策を学習する。 | 髙村 | 講義 | |
14 | 2 | 社会的機能評価,特に介護力,家族機能の評価を取り上げ,考え方と問題点について学習する。 | 髙村 | 講義 | |
15 | 2 | 老年者の健康行動に及ぼす諸要因について理解し,その行動が及ぼす健康状態への影響について考える。またそれを事例にそって学習する。 | 中村(摩) | 講義 |