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授業情報/Class Information

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基本情報/Basic Information

カリキュラム名
/Curriculum
授業コード
/Course Code
4607
授業科目名
/Course Name
精神治療方法論Ⅱ 時間数
/Time
30時間
単位数
/Credits
2 必修・選択
/Subject Choice Type
選択
履修年次
/Year
前期課程1年 , 前期課程2年 科目区分
/Course Group
専門科目
対象学生
/Target
前期看護学専攻
科目責任者
/Responsible Person
中村 博文 他専攻学生の履修
/Other Major Students
不可
担当教員
/Instructor
糸嶺一郎、井出政行
開講学期および日時について
の備考
/Notes
後期後半

開講学期
/Semester Offered
曜日
/Day
時限
/Period
後期 火曜日 6
後期 火曜日 7

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詳細情報/Detailed Information

授業の概要 精神看護専門看護師が行う治療支援の方法としてその基本理論とその技法について修得する。その具体的内容として、1) 心理教育、2)リラクセーション、3)アンガーマネージメント、4) アサーション、5)マインドフルネスなどを深く学び、精神治療学体系を学修する。そして、精神障がい者の症状コントロールやマネージメントに関する研究論文を検索し、その内容を基にディスカッションを行う。
授業のキーワード 心理教育、リラクセーション、アンガーマネジメント、アサーション、マインドフルネス
授業の目的 精神科領域で行われる治療支援の基盤となる理論を理解し、その特徴ならびに適用と技法について習得する。
授業の到達目標 1. 精神看護専門看護師が実践する治療支援の方法の基盤となる理論の概要を説明できる。
2. 精神看護専門看護師が実践する治療支援の方法と適用について説明できる。
3. 精神看護専門看護師が実践する治療支援の方法に関する研究論文を検索し、論理的な形式で討議できる。
4. 討議を基に、実践上の課題や今後の方向性を提示できる。
授業時間外の学習に関する事項 授業時間外の学習においては、参考として記載しているものであり、本科目を履修するに当たっての絶対必須要件ではない。
学習した治療技術の理論的背景や、具体的な技法の手順をまとめておく。
※各授業につき予習90分、復習90分を目安とする。
教科書 1) 尾崎紀夫他 編、標準精神医学 第8版、医学書院、東京、2021
2) 大熊輝夫 著、現代臨床精神医学 第12版、金原出版、東京、2013
参考文献・その他資料 1) 日本社会精神医学会 編、社会精神医学、医学書院、東京、2009
2) 精神保健医療福祉白書編集委員会 編、精神保健医療福祉白書2018/2019 多様性と包括性の構築、
 中央法規、東京、2018
3) 五十嵐透子 著、リラクゼーション法の理論と実際 第2版、医歯薬出版株式会社、2015
4) 坂田三允 総編集、精神看護エクスペール13 精神看護と関連技法、中山書店、東京、2005
5) 専門看護師の臨床推論研究会 編、専門看護師の思考と実践、医学書院、東京、2015
6) 遊佐安一郎 訳、弁証法的行動療法実践トレーニングブック 自分の感情とよりうまくつきあっていくために、星和書店、東京、2011
7) 林峻一郎・R.S.ラザルス、ストレスとコーピング ラザルス理論への招待、星和書店、東京、1990
成績評価方法 【成績評価の基準】
精神看護専門看護師が行う治療支援の方法としてその基本理論とその技法について修得したものに単位を授与する。

【成績評価の方法】
授業準備、プレゼンテーションの内容 40%、ディスカッションの参加度 30%、レポート課題 30%、を総合的に判断する
担当教員から 自主的に参加しましょう。積極的に教員とディスカッションを行い、精神医療福祉の問題点と将来的展望を考えていきます。イマジネーションを大切にしながら、授業参加をしてください。
受講条件
実務経験を有する担当教員 中村博文、糸嶺一郎:看護師の経験をもつ教員が、専門分野の経験に基づき教授する。
井出政行:精神科医としての豊富な経験と、患者を基盤にした学際的な研究を教授する。

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授業計画詳細情報/Class Schedule Details


/Times
時間
/Time
授業内容
/Methods and contents
授業の到達目標
/Attainment
Target
担当教員
/Instructor
教授・学習法
/Learning
Method
1 2 【精神科領域における治療の全体と看護の役割】
 精神科領域における治療と看護の役割について学習する
1 中村博文 講義
2 2 【心理教育、WRAP】
 心理教育、WRAPの概要、適応、技法について学習する
1・2 中村博文 講義
3 2 【ストレスの概念、ストレス‐コーピング理論】
 ストレスの概念、コーピング理論の概要、その介入手法について学習する
1・2 糸嶺一郎 講義
4 2 【個人におけるストレスマネージメント】
 ストレスマネージメントの概要とその介入技法について学習する
1・2・3 中村博文 講義
5 2 【リラクセーション技法】
 自律訓練法、斬進的筋弛緩法、呼吸法、イメージ法 などの概要、その介入技法について学習する
1・2 中村博文 講義
6 2 【精神科における対人技法】
 アンガーマネージメント、CVPPP、トラウマインフォームドケアの概要、介入方法について学習する
1・2・3 中村博文 講義
7 2 【アサーション】
 アサーションの概要、その技法について学習する
1・2 中村博文 講義
8 2 【マインドフルネス】
 マインドフルネスの概要、その技法について学習する
1・2 中村博文 講義
9 2 【ソーシャルスキルトレーニング】
 ソーシャルスキルストレーニングの概要、その技法について学習する
1・2 中村博文 講義
10 2 【動機づけ面接】
 動機づけ面接の概要、その技法について学習する
1・2・3 井出政行 講義
11 2 【弁証法的行動療法】
 弁証法的行動量の概要、その技法について学習する
1・2 井出政行 講義
12 2 【ケースマネージメントの基礎とACT】
 ケースマネージメントの概要について学習し、ACTの考え方と各地で行われている手法について学習する
1・2・3 中村博文 講義
13 2 【家族療法】
 家族療法の概要とその具体的手法について学習する
1・2・3 中村博文 講義
14 2 【事例に対する治療的アプローチの検討1】
 回復への支援および治療継続支援の意義について事例を通して検討する
1・2・3・4 中村博文・糸嶺一郎 講義・演習
15 2 【事例に対する治療的アプローチの検討2】
 回復への支援および治療継続支援の意義について事例を通して検討する
1・2・3・4 中村博文・糸嶺一郎 講義・演習