シラバス参照

授業情報/Class Information

詳細情報へ    授業計画へ

基本情報/Basic Information

カリキュラム名
/Curriculum
授業コード
/Course Code
35211
授業科目名
/Course Name
助産学実習Ⅰ 時間数
/Time
180時間
単位数
/Credits
4 必修・選択
/Subject Choice Type
必修
履修年次
/Year
助産学専攻科 科目区分
/Course Group
対象学生
/Target
科目責任者
/Responsible Person
長岡 由紀子 他専攻学生の履修
/Other Major Students
担当教員
/Instructor
島田 智織、松田 英子、田口 典子、井出 政行、河野 了、綾部 明江、佐藤純、海山 宏之、瀧澤 英子
開講学期および日時について
の備考
/Notes

開講学期
/Semester Offered
曜日
/Day
時限
/Period
前期 その他 0

基本情報へ    授業計画へ

詳細情報/Detailed Information

授業の概要 この科目は、①早期体験実習としての助産所実習、②スタートアップ実習としての病院実習(基礎)、③臨地実習での学びを支える学習(学内実習)で構成されている。

臨地実習は、①助産所、②病院(外来、分娩室、産科棟)で実施する。

授業のキーワード 下記授業計画の【】を参照
授業の目的 ・早期体験実習では、熟達した開業助産師による助産実践や助産の哲学に触れ、助産師としてのアイデンティティ獲得の第一歩を踏み出す
・臨地実習では、施設助産師の指導のもと、妊産褥婦新生児への対象理解を深め、以下の基礎的な助産実践を行う
a.妊婦の健康診査及び助産診断
b.分娩見学及び分娩介助演習
c.褥婦/新生児継続受け持ち実習
・学内実習では、妊産婦の対象理解の基盤となる医学・心理・社会的知識や臨地実習で必要な援助技術を獲得する

授業の到達目標 1 助産所実習の概要、目的、方法が理解できる
2 助産学実習に必要な基本的知識を獲得できる
3 助産学実習に必要な基礎的技術を獲得できる
4 開業助産師の母子や家族に対する姿勢を理解できる(助産所)
5 実習を通じて自身が目標とする助産師像を描くことができる(助産所)
6 正常経過の妊婦に対する妊娠各期の助産診断ができる(病院)
7 正常経過の妊婦に対する妊娠週数に応じた妊婦健康診査が実施できる(病院)
8 分娩見学を通じて望ましい助産ケアの在り方について考察できる(病院)
9 実習施設での分娩介助方法のシミュレーションができる(病院)
10 正常経過の褥婦及び新生児に対する助産診断・助産過程が展開できる(病院)
11 正常経過の褥婦及び新生児に対する基礎的な助産実践ができる(病院)
12 臨地実習での学びや課題を発表し、他者と共有できる
13 妊産婦に対する英語でのコミュニケーション技術を身につけることができる
14 妊産婦に対する健康教育の基本が説明できる
15 母子に対する訪問指導が演習において実施できる
16 助産と臨床心理について説明できる
17 助産と臨床哲学について説明できる
18 周産期に特有な疾患と援助方法が説明できる
19 医療介入を必要とする出産の基本と助産ケアについて説明できる
20 胎児心拍モニタリングの基本が説明できる
21 実習での学びを他者と共有するとともに、今後に向けた自己の課題を明確化できる
22 「Women-centerd care」について省察できる。
23 助産学生に相応しい実習態度で日々の助産実践を行うことができる
授業時間外の学習に関する事項 ・「実習書」参照のこと。
教科書 1茨城県立医療大学助産学専攻科「助産学実習Ⅰ」実習書
2)助産学基礎教育テキスト:第4巻 妊娠期の診断とケア、日本看護協会出版会、2023
3)助産学基礎教育テキスト:第5巻 分娩期の診断とケア、日本看護協会出版会、2023
4)助産師基礎教育テキスト:第6巻 産褥期のケア/新生児期・乳児期のケア、日本看護協会出版会、2023
5)助産学基礎教育テキスト:第7巻 ハイリスク妊産褥婦・新生児へのケア、日本看護協会出版会、2023
6)助産学講座:6 助産診断・技術学Ⅱ[1]妊娠期(第6版)医学書院、2021
7)助産学講座:7 助産診断・技術学Ⅱ[2]分娩期・産褥期(第6版)医学書院、2021
8)助産学講座:8 助産診断・技術学Ⅱ[3]新生児期・乳幼児期(第6版)医学書院、2021
9)仁志田博司編:新生児学入門(第5版)医学書院、2018
10)綾部琢哉・板倉敦夫編著、標準産科婦人科学(第5版)医学書院、2021
11)日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会編、産婦人科診療ガイドライン産科編2023、日本産科婦人科学会
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                     
参考文献・その他資料 1)日本助産診断・実践研究会著、実践 マタニティ診断(第5版)医学書院、2021
2)我部山キヨ子・大石時子編、アセスメント力を磨く助産師のためのフィジカルイグザミネーション、医学書院、2018
3)石川紀子編著、THE 分娩、メディカ出版、2021
その他、別途提示する。
成績評価方法 助産所実習・病院実習は「実習への参加状況」「助産実践(目標到達度)」「実習記録」「実習態度」について評価表を用いて総合的に評価する。

学内実習は「実習への参加状況」「課題レポート」「リアクションペーパー」等を用いて評価する。



【再受験の取扱:無、 出席時間要件:4/5以上】 
担当教員から 助産学専攻科の臨地実習は、「助産所に始まり」「助産所で終わる」という全体構成にしています。
素敵な先輩助産師との出会いを通じて、助産ケアとは何か?助産師の役割は?女性や家族にとってどんな存在であるべきか?などを体験的に捉え、目標とする助産師像を描いてみましょう。

病院実習では、妊婦や褥婦/新生児の受け持ち実習を行います。どの実習に対しても、看護基礎教育及び専攻科での学習が基盤となりますのでしっかり準備をして臨んでください。

学内実習においては、専門的知識・技術を有するたくさんの学内教員が皆さんの学びを支えます。学内での学びを臨地実習で活かし、実習での経験を振り返ったり、再び学内での学びにつなげることで、学習が深化していくことを期待しています。

※「助産診断・技術学Ⅰ」「助産診断・技術学Ⅲ」「助産学演習」「助産学実習Ⅰ」「助産学実習Ⅲ」「助産学研究」と強く関連した授業です
受講条件
実務経験を有する担当教員 それぞれの資格に基づく実務経験を活かし、担当回の授業を行う。
長岡 由紀子:助産師
島田 智織:助産師
松田 英子:助産師
田口 典子:医師(麻酔科)
井出 政行:医師(精神科)
河野 了:医師(内科)
綾部 明江:保健師
佐藤 純:臨床心理士

基本情報へ    詳細情報へ

授業計画詳細情報/Class Schedule Details


/Times
時間
/Time
授業内容
/Methods and contents
授業の到達目標
/Attainment
Target
担当教員
/Instructor
教授・学習法
/Learning
Method
1 2 科目オリ/助産所実習オリ
【実習目標の明確化、実習計画の立案、実習施設の概要、実習時の留意事項、自己学習課題の明確化】
助産所とは
【助産所、開業助産師、多職種協働】
1・2 長岡・島田・松田 実習(学内)
2~3 4 助産所とは
【課題学習、プレゼンテーション】
2 島田 実習(学内)
4~7 8 基礎・母性看護技術:技術確認
【手洗い、清潔操作、滅菌操作、妊産褥婦の健康診査及びケア技術、技術確認】
2・3 松田 実習(学内)
8~9 4 健康教育の基本
【個別相談、集団指導、指導案、企画・運営、評価】
2・3・14 綾部 実習(学内)
10~13 8 早期体験実習:助産所実習
【開業助産師、継続ケア、地域母子保健、医療連携、多職種協働】
各種健康教育への参加【個別教育、小集団教育、出産準備教育、育児技術指導、参加型クラス】
2・3・4・5・21・23 長岡・島田・松田 実習(臨地)
14~15 4 助産所実習報告会
【学びの共有、自己課題の明確化、自己-他者評価】
4・5・12・21 長岡・島田・松田 実習(学内)
16~17 4 助産と英語コミュニケーション
【助産に関する英語表現、妊産婦を励ます英語表現、コミュニケーション】
2・3・13 瀧澤 実習(学内)
18 2 出産と麻酔
【帝王切開術、局所麻酔、全身麻酔、術前術後の管理、硬膜外麻酔分娩】
2・19 田口 実習(学内)
19~21 6 帝王切開分娩と助産ケア
【帝王切開術の適応、術前術後の管理、助産ケア、助産計画の立案】
2・3・19 (長岡) 実習(学内)
22~24 6 陣痛誘発・促進と助産ケア
【子宮収縮剤、適応、助産ケア、助産計画の立案】
2・3・19 松田 実習(学内)
25~69 90 助産実践(基礎):施設別実習
妊娠期・分娩期及び産褥新生児期実習
【妊婦健康診査、分娩介助シミュレーション、入院中の母子への助産ケア、助産診断、助産過程の展開、健康教育】
6・7・8・9・10・11・21・23 長岡・島田・松田 実習(臨地)
70 2 産褥期精神障害
【周産期うつ病、有益性投与】
2・18 井出 実習(学内)
71~72 4 産褥期の健康教育案の作成①
【指導案作成、個別指導、教材、指導方法、レディネス】
2・3・14 長岡・島田・松田 実習(学内)
73 2 合併症妊娠
【循環器疾患、腎・泌尿器疾患、甲状腺疾患、呼吸器疾患(気管支喘息)、病態、診断、治療、予防】
2・18 河野了 実習(学内)
74 2 母乳育児支援と乳房ケアの実践
【コミュニケーション、ポジショニング、ラッチオン】
2・3 (長岡) 実習(学内)
75 2 胎児心拍モニタリング法
【CTG、判読】
2・3・20 (長岡) 実習(学内)
76~77 4 中間報告会
【学びの共有、自己課題の明確化、自己-他者評価】
12・21・22・23 長岡・島田・松田 実習(学内)
78~80 6 分娩時異常出血と助産ケア
【産科危機的出血、子宮収縮剤、助産ケア、助産計画の立案】
2・3・19 松田 実習(学内)
81~82 4 助産と臨床心理
【助産とは、振り返り、臨床心理】
2・3・16 佐藤 実習(学内)
83~84 4 助産と臨床哲学
【哲学、宗教、生命倫理学】
2・3・17 海山 実習(学内)
85 2 助産師としての会陰裂傷への対応
【結紮止血、Z縫合止血、会陰裂傷縫合術】
2・3・19 島田 実習(学内)
86 2 産褥期の健康教育案の作成②
【指導案、個別指導、教材、指導方法、レディネス、ロールプレイ】
2・3・14 長岡・島田・松田 実習(学内)
87~88 4 家庭訪問の技術
【新生児訪問、援助技術、助産過程、コミュニケーション】
2・3・15 松田 実習(学内)
89~90 4 実習報告会
【学びの共有、自己課題の明確化、自己-他者評価、Women-centerd care】
12・21・22・23 長岡・島田・松田 実習(学内)